- behomala10405
「私と繋がる」2023年6月19日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇ 生まれた時の氏神様に会いに行こう◇◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6月19日、今日は太宰治の誕生日です。そして自ら今世に幕をおろした姿が見つかった日でもあります。
「恥の多い生涯を送って来ました。 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。」太宰治 人間失格より
太宰治ではありませんが、先日私も
「恥の多い生涯を送ってきました。なんだか人間界の生活に疲れたというか、社会生活不適合すぎて人間の生活が見当つかないのです。」
という気持ちになりまして
「そうだ!人間と話してるからわけわからなくなるんだ!神様と話をしにいこう」
と、普段神も仏もないがしろにしてる事が多いくせにですね
こういう時にだけ神様とか言い出す俗人でありますが
「自分の生まれた町の氏神様にご挨拶に行くと良いよ」
と言われたことを思い出し、県の神社庁で氏神様を教えて頂き (家の一番近くの神社が氏神様というわけではありません)
身なりを整え、氏神様にご挨拶に向かいました。
生まれてから幼稚園年少の頃まで過ごした町。
父の仕事で転勤も何度かあり、生まれた町に足を運ぶのは何十年ぶりでしょうか?
不思議なものですね。
町に入った瞬間に涙が溢れだし、記憶の彼方にあった幼少の頃を次々と思い出しました。
靴の右と左がどうしてもわからなかったこと。 弟の耳かきをしてケガさせたこと。 周りには畑が多く、家の裏の大根を引っこ抜いて遊んで農家の方に怒られたこと。 山を皆で探検して帰れなくなったこと。 大好きだった初恋のアキヒロ君のこと。 etc…
今の私を作ってくれた沢山の土台。
ケンカばかりの両親でいつも心は落ち着かずに、親元から早く離れよう。 そればかり考えていた10代でしたが、幼少期の私は、両親のいざこざは当時から沢山あったけど、そんな事は関係なく両親の事が大好きで大好きでたまらなかったことを思い出しました。
お父さん! お母さん!
と可愛い笑顔で両親に抱きついていく私を、愛おしく見つめる時間を過ごしました。
町に入った瞬間に感じたあの感覚。
私の記憶もこの土地の記憶となっているように感じました。
とても貴重な体験が出来ました。
と…
それで?氏神様へのご挨拶はどうなったの?
はい…実は…
たどり着けませんでした。
え?神社にたどり着けなかったの?
そうです。たどり着けませんでした。
Googleでナビをお願いしたのですが、森の近くの畑道に連れて行ってくれました。 オオヤマクイノカミを祀る神社であることはわかっていたので、場所的にこの辺で合ってるはず。
とぐるぐる回るもたどり着かず。 周りにも人はおらず… 次の予定があったこともあり
出直すか。
となった次第です。 なんてこったい。
とはいえ
上に書いたようなことだけでなく、私の今までの生き方で足りなかったところを教えてくださってるようにも感じました。
一人でなんでもしようとする。 問題に対しての真剣さが足りない。
もっと人を頼って、そしてもっと真剣に「今ここを生きるんだ」
そんな事を伝えてもらっているように感じました。
スムーズに着いていたらこんなことは考えなかったと思います。
私が生まれた時に選んだ氏神様。 隠れ神社としても有名なところでもあります。
本当に隠れてた。 出てこなかった。 まじでうける。
と、ひとり笑いながら帰る車中でした。
氏神様には会えませんでしたが、幼い頃の私に会えたことで気づきを得ました。
きっと
皆さんも自分と繋がる旅に出てみることで
今ある問題が解決に向かうかもしれません。
本日で、日常セラピーメルマガの執筆最後となります。
月に一度、拙い文章でありましたが、皆様のお目に触れさせて頂けたことに心より感謝申し上げます。
このメルマガを通してお会いしてくださった方々もいらっしゃいます。
お時間ご一緒してくださったことにあらためて感謝致します。 皆様に学ばせて頂きました。
ありがとうございました。
《私を癒すのは私たち》
人生を創造するのは自分自身です。
皆さまの今に幸あることを願っています。
吉川ローク